「ありがとう」でつながる未来

当たり前の日常を願った日々の中
諦めず前を向く人たちへ。

2 0 2 0 年より世界中で拡散され、感染が増加し続ける新型コロナウイルスの影響により、日本中が大きな変革を遂げています。
感染を防ぐために人々の活動に大きな制限がかかり、今まで当たり前に起こっていたことが当たり前ではなくなってしまいました。手を取り合っていた日常、寄り添って生きてきた日常。やがて、街からは人が消え始めてしまいました。
そんな中で、活動自粛という苦難を乗り越え、事態の収束を心から願いながら行動に移し、「陽が登る日」に向けて進んでいる人たちがたくさんいました。絶やすことなく、また笑顔で迎えることができるようにと。全てはいち早くこの危機を乗り越えるため。失ってしまった平和を取り戻すために。

「Wait for the Light #「ありがとう」でつながる未来」。
このプロジェクトは、復興に向けて様々な取組をしてきた企業や団体が、その想いとみなさまへのメッセージを込めた映像を配信し、神奈川から地域を盛り上げていくことを目指し企画しました。
また出会い、手を取り合って、寄り添っていける、そんな輝かしい未来を目指して。

01

三溪園

三溪園 (2020.5月撮影)
CHAPTER 01
三溪園 庭園風景

三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000m²に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。
東京湾を望む横浜の東南部・本牧に広がる広大な土地は、三溪の手により1902年(明治35)頃から造成が始められ、1914年(大正3)に外苑、1922年(大正11)に内苑が完成するに至りました。その後、戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和28年)、原家から横浜市に譲渡・寄贈されるのを機に、財団法人三溪園保勝会が設立され、復旧工事を実施し現在に至ります。

誇りを持ってこの三溪園を
守り続けていかなければいけないというのを
改めて考えさせられた。

自然あふれる三溪園。春の季節はさまざまな草木や花が咲き誇り、歴史ある建造物が映える季節。そんな中で新型コロナウイルスの影響を受け、一時休園という形をとることになってしまいました。普段だったら人々の笑い声が聞こえるのに、無情に鳴く鳥たちの声が、より深い悲しみや虚しさを感じさせました。三溪園の建物を大切にして、後世に残し共有していく」という想いから、復旧作業や感染症対策を整え、ようやく開園を迎えることができました。

三溪園 スタッフ集合
02

日本丸

帆船日本丸 (2020.5月撮影)
CHAPTER 02
日本丸 外観

日本丸は昭和5(1930)年に建造された練習帆船です。昭和59(1984)年まで約54年間活躍し、地球を45.4周する距離(延べ183万km)を航海し、11,500名もの実習生を育ててきました。昭和60(1985)年4月より、みなとみらい21地区の石造りドックに現役当時のまま保存し、一般公開をしています。船の生活を体験する海洋教室やすべての帆をひろげる総帆展帆などを行い、帆船のすばらしさ、楽しさを伝えています。

船内の大規模修繕を行い
新しい「日本丸」の
船出を目指して。

横浜、みなとみらいに悠々と浮かぶ日本丸。
大規模修繕工事を行い、いざ皆さまをお出迎えすると期待が膨らむタイミングに新型コロナウイルスの影響でやむなく一時休館をすることになってしまいました。歴史ある船内や展示品は、今回の騒動にあわせて新たな密対策や展示の変更が施されており、来場されるお客さまが楽しめる工夫が数々と考えられています。

日本丸 船内
03

茅ヶ崎市美術館

茅ヶ崎市美術館 (2020.6月撮影)
CHAPTER 03
茅ヶ崎市美術館 外観

富士山や江の島を望み、伊豆半島から三浦半島までを一望する海岸。温暖な気候に恵まれた茅ヶ崎には、明治以降結核療養所・南湖院が開設され、別荘も多く建てられて、多くの芸術家や文化人がこの地を訪れました。彼らは、この環境の中で精力的に活動し、優れた作品を多く残しています。
茅ヶ崎市美術館は、郷土ゆかりの美術家の作品を収集・展示する、質の高い多様な美術文化に触れる場として、また、市民の創作・発表活動を支援する場として、1998(平成10)年4月に開館しました。
現在、美術館のまわりは茅ヶ崎の古くからの景観を良く残す緑地公園となり、早春の頃には紅白の梅が美しく、四季を通して自然の豊かな市民の憩いの場となっています。

不安が蔓延する社会に
美術と文化を通して
「生きる力」を発信したい。

美術や文化に対する愛情を持つ学芸員の方達が集まり、美術館を支えている中で、本来皆さまに観て肌で感じ取ってもらうべく作品たちが光の届かない場所に閉ざされてしまいました。
不安が蔓延するなかでようやく光の届く場所に置かれる作品たち。
美術や文化を通して「生きる力」を皆さまに届けたい、そういった強いメッセージが込められています。

茅ヶ崎市美術館 ギャラリー
04

日本丸

横浜中華街 (2020.7月撮影)
CHAPTER 04
横浜中華街

横浜開港とともに歩んだ中華街は、多くの先人達が刻苦勉励を重ねる中で生活と街の礎を築き、今なお外国人居留地の面影と歴史が生きた街であり、開港の歴史文化と国際化に培われた異国情緒を醸し出す横浜の文化遺産の街です。
歴史と文化の薫り漂う街としてのイメージを代表する風景があり、商業と生活が共存共栄し、自らが景観を守り育てる愛着と誇りをもちながら魅力と活力ある街を目指しています。

日本で最初に
風評被害を受けてしまった地、
「横浜中華街」。

多くの人種が働き、多くの食を始めとした文化が並び、多くの観光客に愛されている「横浜中華街」。
神奈川県で初めて感染が発見されたのは、中国人の方と言われ、その影響で新型コロナウイルス=中華街、という間違った認識のもと、「日本で最初の風評被害を受けた地」と言われてしまっています。普段は多くの人で賑わうこの街は、緊急事態宣言中には見違えるほどの姿になってしまいました。
少しずつ経済を再開し、少しずつ人が戻り、また多くの方々が求める地として、気の遠くなる程の長い道のりを一歩ずつ歩んでいます。

日本丸 船内

♯「ありがとう」でつながる未来
あなたの思い出や応援メッセージの
投稿お待ちしております!

新型コロナウイルス終息に向かって取り組んでいる皆様のおかげで、プロジェクト参加企業がようやくリスタートすることができています。
企画に賛同いただいた皆様、是非施設での思い出や応援メッセージをtwitterで投稿してください。いただいたメッセージを募って、後日、各施設で展示させて頂きます。
※各施設・店舗は新型コロナウイルス感染予防の対策を行いながら、運営をしております。

イベント参加方法

「#ありがとうでつながる未来」とハッシュタグを入れてtwitterで投稿する。