RONIN Sを使ってイルミネーションを撮ってみたら…
一眼カメラGH5sとジンバルRONIN Sで、軽井沢のクリスマスイルミネーションを撮影してみました。
今回はプライベート旅行、新幹線移動、さらに宿泊のための着替えもあるということで、三脚やスライダーは持たずカメラとジンバルのみ。この身軽な装備でどこまで撮影できるでしょうか。
結果はこちら。
撮影現場で実感した点をいくつか挙げてみました。
《ゆっくりと安定した動きにジンバルは不向き》
カメラの揺れを軽減するジンバルですが、ゆっくりと、且つ安定した動きは極めて高度な技術が要求されます。
もちろん私の技術不足という面もありますが、それを差し引いても、ジンバルはスライダーやクレーンに取って代わるものではありません。
とはいえ、より安定した動きを行えるよう技術習得を続けなければいけませんね。
ちなみにファーストカットの安定したパンは、ジンバルを地面に置いてアプリのジョイスティックで操作しています。
《イルミネーションに三脚は必須》
これを言っては元も子もありませんが…。基本に立ち返り、三脚の偉大さを実感しました。
「カメラも重要だけど、それと同じくらい三脚は重要です」と、私はビデオカメラを購入検討している人に繰り返しアドバイスしてきました。奇しくも今回は、それを裏付ける結果に。
《撮影は熱中してしまう》
さて、番外編。意外とコレを重視するかたもいらっしゃると思います。
完成した動画は2分程度ですが、ジンバルの組み立てやアングル決定、NGカットなども含めると、撮影に割いた時間は2時間以上。
時間をかけてでもクオリティの高い映像を撮影したいという気持ちはありますが、同行した妻は寒空のもと2時間ずっと待ちぼうけ。これは夫婦の危機に直結します(笑)。
家族の理解あっての仕事ですので、家族とのプライベート旅行での撮影は熱中しすぎにご注意を。
結論。
ジンバルでもそれなりの映像は撮影できるものの、より高いクオリティの映像を求めるなら三脚は必須。撮影に集中できる環境で時間をかけて撮影すべし。
もちろん当社では、業務での撮影時には三脚を必ず持参しますのでご安心ください。