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会社案内動画を作って、企業の認知度をアップさせるぞ!と意気込んだはいいものの、制作会社からの見積書を見て
「なんでこんなに高いんだ!?」
と驚くとともに、動画制作を断念してしまっという経験はありませんか?

動画制作の相場はと聞かれても残念ながら
時間見合いで示せる相場はありません」
とお答えするしかないのです・・・。

動画は今やスマホで誰でも気軽に撮影でき、ちょっと詳しい人なら編集もできてしまいます。
敷居が下がって多くの人が扱えるようになった動画に、なぜそんなに驚くほど高い予算が必要なのでしょうか。
理由はシンプルに、各制作工程にさまざまな時間や費用がかかっているから。それでは、一体どんなことに費用がかかっているのか、制作現場の目線で説明していきます。

動画の制作工程の基本

動画を制作する工程は、ざっくりと以下のとおりです。
企画構成撮影編集完成(納品)
この全ての工程において、「スマホで簡単に作っちゃう動画」との違いがあります。

01.目的達成のための企画構想

スマホで撮影することのメリットとして、「思い立った時にすぐ撮影できる」ということがあります。その反面、思い立った時に撮影した動画では、企画内容や構成などのプラン不足によるクオリティの低下は否めません。
当社の場合「会社案内動画を作りたい」というご相談があった場合、私たちはまず、達成したい目的をお聞きして、「動画」という手段でどのようにアプローチするか?というところから着目します。

潜在ニーズ掘り起しのため自社商品の認知度を上げるため
採用活動において、学生に向けて会社の理念を正しく伝えるため
キャンペーン施策での新製品の売上増のため

さまざまな目的があります。

そして次に、その目的を叶えるための手段を考えます。

テレビCM
デジタルサイネージ
Youtube
TwitterInstagram

動画と一言でいっても、それぞれの手段には特徴があるため、より効果を発揮できるように目的に合わせたものを慎重に選びます。

もちろんそれらを見極めるために、ときに販促戦略の場から同席し、社内あるいはお客様との打ち合わせの回数も増えていきます。
その上で、絵コンテや台本作成などについても細かく詰めていきます。

02.成功と失敗の分かれ道ともなる準備

企画をしたら、さあ撮影だ!と、その前に。
工程の中では省かれがちですが、動画制作の中で最重要と言っても過言ではないほどすごく重要な工程が「準備」。
例えば、撮影スタジオ、画面に映る小道具、出演者(モデル)や付随するヘアメイク・スタイリストとのスケジュール調整、ドローンやクレーンなど特殊な撮影を行うのであれば特殊機材の調達、そしてその特殊機材を扱えるスタッフの手配、移動用ロケバスや車両、ドライバーの手配などなど
また場合によっては警察署への道路使用許可申請も。道路使用許可には警備員の配置が条件となるケースがほとんどですので、その手配も必要です。
そのような膨大な準備を経て、やっと撮影にたどり着きます。

03.撮影は思ったより時間がかかる

動画撮影ではまず、機材をセッティングし、調整、そして数回のリハーサルを経てようやく本番の撮影となります
一度のテイクでうまくいけばいいのですが、なかなかそうはいきません。

緊張して噛んでしまった
服装が少し乱れていたのに気がつかずに撮影してしまった
不要なものが映り込んでしまった

などなど、現場にトラブルはつきものです。
それゆえに、たった3分の動画を撮影するために、まる1日、場合によっては数日を要することも頻繁にあります。

時として、撮影現場に立ち会っているお客様のご意向で
「念のため、違うバージョンも撮っておきましょう」
となることもあります。

04.つなげるだけじゃない!素材から1本の動画にするまでの編集工程

編集は、莫大な撮影素材から必要な部分を厳選して、つなぎ合わせます。
タイトルやテロップは、当社の場合はデザイナーが11枚作成し、それを動画に表示させていきます。

それだけでなく、BGMの挿入、画質や色の補正といった作業も行われます。イラストやCGを使用する場合は、さらに個別の制作作業が絡んできます。
撮影も編集も、それぞれの分野に精通したスタッフをアサインするため、関わるスタッフ数や作業量も多くなります。
そして数回の試写ののち、修正を加えます。
軽微な修正もあれば大規模な作業が必要な修正も。
その後、必要に応じてナレーターやナレーションスタジオを手配し、ナレーションを収録し、編集して完成します。

このように、1本の動画の裏には、多くの機材やスタッフが必要なのです。

見積もりの際は、これらの機材費や、全スタッフの作業量(人件費)を見込んで計算します。その結果、時に数百万円という規模の制作費が必要となります。
一方、作業量が少なく見込める動画は安く抑えることができます。

05.動画に付加価値を与える、クリエイティブ要素

私たちは、作業時間見合いの費用とは別に、クリエイティブ費というものをいただいております。
前述した企画構想や、小道具・スタジオ・衣装などの選定、構図、動画の色味、音声、音響などなどクリエイティブ要素とは、各工程の各所に関わる重要な要素です。
これは、カメラマンや動画エディター、デザイナーの技術に対しての費用ともいえます。

この付加価値こそが、私たちが制作する動画の価値となる部分であり、動画が世間にリリースされた時の価値となっていきます。

とはいえ、予算も決まっていることと思いますので極力、予算内で最大限の効果を引き出すための企画提案もさせていただきます。

そのような観点で、大規模撮影の場合でも、撮影時間を短縮したり出演者を減らすなどの対応をしたりすることで、制作費のスリム化を図ることができます。
ただし無闇に制作費を抑えることだけを意識してしまうと、当初の動画制作の目的を見失いがちになりますので「削ってもいい部分」「いけない部分」のジャッジを的確に行い、予算を割く優先順位を決めることで、当初の見積額よりもリーズナブルに制作することもできるかもしれません。

当社の動画制作について

動画制作の工程を知っていただくことで、必要となる予算感がイメージしやすくなったかと思います。

当社では、費用と品質のバランスにも配慮し

スタジオを使用せず御社会議室を利用できないか
キャスターやモデル・俳優を使用せず、お客様の社員に出演してもらえないか
撮影の順番を工夫することで、撮影時間を削れないか

など、費用を抑えながら、品質の良いものをご提案できるよう工夫しています。

また、会社案内動画、リクルート用の会社紹介動画、商品説明動画、オンライン企業説明会のための動画、生配信など積み重ねた実績により、さまざまな用途に合わせた動画制作のノウハウを持ち合わせています。
「動画」に関して、ささいなことから気軽にご相談ください。

今までの事例はこちらからもご覧いただけます。
皆さまと一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。

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