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前回の記事では、GoProを一脚に装着したハイアングル(擬似空撮)での撮影方法をご紹介しました。
今回はローアングルでのドリー撮影方法のご紹介です。

ドリー実績のあるゴムタイヤの台車で

私たちCスクエア横浜の機材運搬用台車はゴムタイヤ。これは通常の台車より少々値段が高く、導入時は「なぜコレ?」と弊社上層部より若干の追及を受けた台車です。
それは、この台車にカメラを乗せてドリー撮影を行うため。
実際、いくつかの案件ではこの台車に三脚とカメラとカメラマンが乗り、カメラアシスタントが台車を押すという方法で撮影したこともあります。
(もちろん押すのにもコツがあります)


▲ 普通の台車よりちょっと揺れにくい(ような気がする)、ゴムタイヤ装着の弊社の台車


▲ この状態の台車をカメラアシスタントが押してドリー撮影をしたことも

そんな実績豊富(?)な自慢の台車を使って、地上高8センチのローアングルドリーに挑戦です。
使用した機材は、GoPro HERO8のほか、前回の「飛ばない飛び道具」でご紹介した1/4インチネジ穴変換アダプター、ポールなどに挟むクランプマウントがついた自由雲台。


▲ これらの部品で台車にGoProを装着します


▲ GoProをクランプマウント付きの自由雲台に取り付けてから…


▲ 台車の正面に装着。GoProは天地逆になりますが自動回転機能付なので編集でひっくり返す必要ありません


▲ レンズの地上高は、およそ8センチ。


▲ この状態では水平を調整できないのでスマホに飛ばして確認しましょう


▲ 全身を入れる場合は、カメラと被写体は概ねこの距離感(ズームはLに固定)


▲ 足元のみの場合はかなり近づく(ズームはLに固定)

路上撮影に挑戦

撮影場所は、弊社周辺の路上。当社の社員がモデルとなって歩き、それを撮影します。
ルートは、アスファルトの場所と、凹凸の大きいタイル状の歩道(マンホールや点字ブロックあり)。
ズームは歪みがあまり気にならない「L」で行います。
今回は、HyperSmooth「オフ」「オン」「ブースト」の3パターンで試してみましょう。
(通行するみなさんの邪魔にならないよう、周囲を確認しながら撮影しています)

この路面状況では、HyperSmoothオフでは揺れが激しいため、編集でスタビライズ加工を行いました。
ブーストでは揺れは小さくなりますが、走り出し・停止のシーンで大きくカクつくことが前回の記事で経験済み。
アスファルト程度であれば、ブーストよりもオンのほうがいいかもしれません。

今回の撮影をしてみて感じたことは
・アスファルト路面でのHyperSmoothオフは非現実的。編集でのスタビライズ加工は破綻することがあるので「オン」推奨
・各マウント類は揺れで緩むこともあり。こまめに増し締めを。
・悪用厳禁。また悪用を疑われるようなアングルは避ける。「撮影中」のビブスを着用するなどしたほうがいいかもしれません。

当社では様々な機材や部品などを組み合わせ、そのシーンに最適な映像を撮影するべく工夫を重ねています。
当社への動画撮影依頼やご相談はコチラから!

今回のポイントを動画でおさらい!

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