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当社はじめ動画の制作会社に撮影を依頼したことのあるみなさんは、撮影スケジュールに組み込まれた「インサートカット撮影」について疑問に思ったことはありませんか?
今回はインサートカットの役割についてお伝えします。

インサートカットとは、「編集時に挿入する映像」のことです。
私たちCスクエア横浜が協賛しているイベント「横浜サンタプロジェクト2019」報告動画の冒頭を使って、実際の例を見てみましょう。

レポーターがイベントの様子をレポートする言葉に合わせて表示したサンタ・トナカイ・雪だるまの映像がインサートカットです。
インサートカットはインタビュー・対談・レポートなど出演者が話す動画で多く使用され、動画全体のクオリティを上げる役割があります。
企業系動画のインタビューにおけるインサートカットは、オフィスや店舗内、外観、看板、その会社が扱う商品などが代表例です。

インサートカットには、大きくふたつの役割があります。

【1】出演者が話した内容の理解を深める
出演者の話に関連する状況やその再現映像、図などをインサートすることで、話の内容をより理解させることができます。

【2】編集点の違和感を消す
インタビューは音声を優先して編集するため、1カットの長さは数秒、場合によってはコンマ何秒という非常に細かいカットの連続になることがあります。すると、映像の編集点が「つながらない画」になり違和感が生まれてしまいます。そのため編集のつなぎ目に別の映像をかぶせることで「つながる画」にし、編集の違和感を消すことができます。

「つながる画」「つながらない画」はカメラマンやディレクター以外は難しいかもしれませんが、「同じ人物を同じサイズで撮った2つのカットのつなぎ」は、インタビューにおける「つながらない画」の代表例です。
つながらない画で強引につないだ編集は視聴者に違和感を持たせてしまう原因に。

クライアント様にとってインサートカットは、インタビュー本編と違って「絶対に必要」という認識はあまりないかもしれません。短時間で撮影を済ませたい場合は軽視されがちです。
しかしインサートカットは、このブログでも触れた「イマジナリーライン」同様、伝えたいことをきちんと伝えるための、視聴者が感じるわずかな違和感を排除するために必要な「名脇役」なのです。

Cスクエア横浜は、伝えたいことが正しく伝わる動画制作を行っています。
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