当たり前の日常を願った日々の中、諦めず前を向く人たちへ。地域復興支援プロジェクト『Wait for the Light #「ありがとう」で繋がる未来』
今、多くの企業や施設では新型コロナウイルスの影響により、業績不振や存続そのものが難しくなるなど、苦境に立たされていることが周知のものとなっています。
当社の取引先である企業様、特に美術館や庭園などの文化施設でも、休館や閉園を余儀なくされるなど、大きなダメージを受けている状況を目にしました。そんな状況を目の当たりにして情報発信を手がける私たちに、なにかできることはないか?と日々考えを巡らしていました。
一方、世の中では「非対面」という言葉がテレビやネットで言われ始め、新しいコミュニケーションの形が浸透し始めたころであり、当社もサービスの1つである「映像制作」の分野でなにかできることがあるのでは、という意見が生まれたのでした。
このような経緯で、苦難を乗り越え「陽が登る日」に向けて進んでいる方々の気持ちを受けとめ、ここ横浜から、日本中へ、そして世界へ届けるお手伝いをしたい。そんな想いで「Wait for the Light #「ありがとう」でつながる未来」というプロジェクトは立ち上がったのでした。
コロナ禍でも諦めずに未来に向かう人々の声を届ける
https://c-square.noge-printing.jp/wait_for_the_light/
このプロジェクトのコンセプトはとてもシンプルです。
「諦めずに前を向き頑張る方々の、現場や生のメッセージを多くの人々に届けること。」
映像の中では、とても厳しい実情がリアルに語られる一方で、前を向いて力強く行動する人々のポジティブなメッセージが込められています。
そしてキャッチコピー「ありがとうでつながる未来」という言葉、これは存続を危ぶまれながらも、自ら事業の活動を抑えることで、感染拡大が少しずつ減少し始めていることに対しての感謝の気持ちを表しています。
緊急事態宣言が解除され、2020年6月ごろから撮影を開始しましたが当時は、まだ現在のように街に人が戻る前の状態で、閑散としていました。
その中で進むこととなった本プロジェクトに参加いただいた皆さんからは、苦しい現状に戦いを挑み、これから少しずつでも経済を回していこうという意思と、試行錯誤を繰り返しながら、お客様の安全に最大限配慮された新しい体制の確立に、懸命に取り組む姿がうかがえました。
#chater 04の横浜中華街の映像で、中華街発展会の高橋様が映像の中で語った「ようやく向こうのほうに光が見え出した」という言葉をお聞きすることができました。コロナ前に溢れた光を取り戻すために、少しずつ歩んでいる姿を一人でも多く方々にお伝えすることで、少しでも前向きな想いを持っていただければ嬉しく思います。
このブログにふらっと立ち寄った方がいたら、是非一度特設サイトをご覧いただければありがたく思います。
私たちの事業は、印刷やWEB、動画制作など「ものづくり」を行うことですので、直接的に物資の支援はできません。私たちクリエイターができることは「情報を伝える」のひとつでしかないと思っています。しかしながら、今できることを迷うことなく動くことで、人々の想いがデザインや映像に「伝える力」として込められているのだと改めて実感しました。
また、映像の中では、長年かけて築き上げてきた文化や歴史、地域性などが、今回の事態より破壊されてしまったと痛感する場面もあります。これを境に、改めて企業様や施設様が、これからの時代に合わせた、新しいビジネスモデルを確立し、ブランディングによる基盤固めの必要性も感じました。
だからこそ、このプロジェクトは終わらせることなく、今後も自分たちができる役割を果たすべく、継続していかなければと思ったのでした。
このプロジェクトに共感し、一緒に神奈川を、日本を盛り上げたいとお考えになってくださったとしたら…
もしくは、このコロナ禍での取り組みを映像として残したい、メッセージを発信したい、CSR活動として一緒に取り組みたいという企業様や施設様がいらっしゃれば、是非ご参画ください。
私たちは、一緒に未来に向かう仲間をお待ちしております。
今回ご協力いただいた企業・団体:
三渓園様、帆船日本丸様、茅ヶ崎市美術館様、横浜中華街 中華街発展会様